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吸気系を純正に戻しました。

Vespaにはこの様に空気を取り込む穴が空いています。
田舎のガソリンスタンドなどセルフ以外ですと、こちらに注入されてしまうことがありますので注意が必要です。
この空気穴から外気を取り込みフレーム内を通りキャブレターに送り込みます。

現在のVespaはポリーニのパワーフィルターが組み込まれています。実際に吸気効率が上がったかと言えば微妙な効果です。マイナス効果があるので純正仕様に戻してみました。
と言うのも今年の夏の暑さでパーコレーションが頻発するようになってしまいました。

パーコレーションとは?
エンジンの熱によってキャブレーター過熱され、燃料通路内の燃料蒸発して気泡発生させ、メインノズルなどから燃料押し出す現象夏季アイドリング時やエンジン停止直後などに多く発生する。また標高が高く、空気が薄い場合にも発生しやすい。パーコレーションが起きると混合気が過濃となり、エンジン停止したり、始動が困難になる。

パワーが出ませんし、焼き付きも心配です。
下の画像はポリーニが入ってる状況ですが、見て分かるとおりエンジンの熱をたっぷり含んだ空気がキャブレターに流れます。しかもVespaのサイドカバーの関係で熱せられた空気が外に逃げにくい状況にもあります。余談ですがボディーカットして排出させる穴を空けてるVespa乗りも居ます。個人的にボディーカットしたくないので悪循環を回避するには純正に戻すしかありません。

こちらが純正にもどした写真です。シート下の穴からジャバラを通りキャブレターに空気が流れ込みますので温度も下がった状態の空気が送り込まれます。
遠出はしていませんが、効果を期待したいところです。
75年前の基本設計なのに理にかなっていると強く感じてしまう、Vespaです。

■P/PX エアーフィルター 純正 285352

■P/PX インテークゴム 純正 227205

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